
キャスパー高校の負け組トリオ(笑)。
3人とも14,5歳のはず。日本だと中学生だけど、アメリカは中学2年、高校4年なので、高校一年生という設定。
3人の性格とか見てると、アメリカの高校のいじめられっ子、いじめっ子の典型的なタイプ、というのが、分かるような気がするのですが。
ダニー:ハンサムなわけでも、頭がいいわけでも、体格が優れてるわけでもない、いわゆる「何のとりえもないぱっとしないヤツ」故に、いじめの対象になるタイプ。
家族が秀才ぞろいなので、自分に対するコンプレックスはかなり強いみたい。なので、ゴーストの力を利用して、人気者の仲間入りをしたり、高望みな女の子を追いかけたりして「本当の自分以外のものになろうとしている」と、サムに非難されることも多い。
実は、中学校のころ好きだった男の子になんとなく似てます(ぽっ)。そのくらいの年だと、やっぱり女の子の間で話題になる男の子というのはかっこよくてスポーツ万能の子だったりするので、「なんであんなヤツが〜??」といわれるのが恥ずかしく、誰にも言えなかったのですが(笑)。
サマンサ(サム):ふつーの女の子が興味を持つこと(おしゃれとか、アイドルとか)に無頓着で、ゴシックファッション、ベジタリアン、動物愛護など、わが道を行く「変わった娘」。
両親が自分を理解してくれない、と悩むところはダニーと一緒。実は凄い大金持ちの家庭なのに、そのせいでみんなにちやほやされるのがいやなので隠してる。
愛情より友情を大切にするタイプだと思います。男の子に告白された時も、「あたしと付き合いたいならタッカーもセットよ」と、タッカーを侮辱した相手を振ってしまう。この辺が、ダニーと違ってしっかりしてる(笑)。
タッカー:こちらも超マイペースのテクノロジーオタク。やっぱり普通の男の子が夢中になるようなスポーツやなんかと無縁な、いわゆるGeekなので、いじめっ子に狙われてるようです。(実際頭がいいかどうかは不明ですが)。ただ、日本のガリ勉君みたいに暗いイメージではなく、凄い外れた発言をするところが面白い。サムとはボケと突っ込みのコンビ。パワレンダイノサンダーのイーサンにちょっと似てます。
サム同様、物事にぜんぜん動じなくて、ダニーがゴーストになっても面白がってるし、そのせいでいろんなゴーストに襲われてもひたすら冗談で切り替えしてる。
で、いつもこの3人がチームになって悪と戦うわけですね。ダニーがゴーストなのを知っているのは、(前半は)この2人だけで、ダニーの家族や学校の先生を上手くごまかすのも彼らの仕事なのです。
関係は「ベストフレンド」なのですが、ダニーとサムの間に特別な感情があるようなことがたま〜に示唆されます。本人たちは認めてないのだけど。でも、実はサムはタッカーとも(はずみで)キスしてたり。
自分の高校時代というのは、こういう濃い友情関係をもつ人がいなかったので、見ててもうらやましいですね。(特に、女子高だったから、男友達、というのはいなかった。彼氏もいなかったけど。涙)
ところで、フェアリーペアレンツ(これは小学校)にもよくでてくるのですが、アメリカでは学校のいじめのパターン、というのは
ロッカーの中に閉じ込める
後ろからパンツ(下着ね)を引っ張って高いところに吊り下げたり、そのパンツを頭にかぶせたりする
「キック・ミー」とかいう張り紙を背中にこっそり貼る(バック・トゥ・ザ・フューチャーにもでてきた)
なんていうのが一般なのでしょうか??(高校生でも、そんなことするのかなあ?)
イラスト
番組名:Danny Phantom
キャラクター名:(左から)Samantha Manson, Danny Fenton, Tucker Foley
使用ソフト:Pixia。やっぱりドット絵よりこういうでかい絵のほうが好きです(^^)。